A. 自分のレーンで自分の投球を撮る程度なら、問題ないことが多いです。
ただしルールはボウリング場ごとに違います。ほかのお客さんが映らないようにし、気になるときはフロントで確認しておきましょう。

「ちゃんと投げているつもりなのに、ボールが思った方向に行かない」
「上手い人と自分の投げ方、何が違うのかわからない」
その原因は、ほとんどの場合フォームにあります。そしてフォームのいちばん厄介なところは、投げている本人には見えないことです。
いちばんの近道は、スマホで自分の投球を撮ること。真後ろと真横から1本ずつ撮るだけで、「腕が体に巻き込んでいる」「最後の一歩より先にボールを離している」といった、直すべき場所がはっきり見えてきます。
この記事では、フォームを確かめるための動画の撮り方と、撮った動画で見るべき5つのポイント、よくある崩れ方の直し方をまとめました。
投げている最中、目はスパット(レーン上の三角の目印)やピンを見ています。自分の腕がどう振れているか、足がどこに着いているかは、ほとんど見えていません。
そのため、「まっすぐ振っているつもり」と「実際の動き」がずれていることがよくあります。動画で見ると、腕が外に膨らんでいたり、助走が斜めになっていたりして驚く人がほとんどです。
撮ることには、ほかにもいいことがあります。
フォームを確かめるなら、真後ろから1本、真横から1本の2本で十分です。真後ろからは「方向のずれ」、真横からは「タイミングと姿勢」がわかります。

隣のアプローチに入るのはやめましょう。ボウリングシューズ以外で上がると滑って危ないうえ、床を傷めます。少し斜めになっても、足とボールの位置関係がわかれば十分です。
動画を見ると、気になるところがいくつも出てくるはずです。でも一度に全部は直せません。1回の練習で直すのは1つだけ。下の①から順に見ていき、最初に引っかかったところから手をつけましょう。
見るところ:腕を後ろに振り上げたとき、前に振り出したときに、腕が体の外に膨らんだり、背中側に回り込んだりしていないか。
理想:肩から真下に下ろした腕が、振り子のように前後にまっすぐ動いている。
腕が体に巻き込むと、右投げならボールは狙いより左へ。外に膨らむと右へ外れます。腕の力で振ろうとするほど崩れやすいので、ボールの重さで腕が自然に落ちる感覚を大事にしましょう。
そもそもボールが重すぎると、腕はまっすぐ振れません。持ったときに手首がぐらつくなら、重さから見直すのが近道です。
見るところ:構えたときの足の位置と、投げ終わったときの足の位置。足元のドット(点の目印)や板目を目安に比べます。
理想:構えたときと投げ終わりで、足の位置が大きく変わらない。
板数枚くらいのずれは珍しくありません。大事なのは毎回同じずれ方をしていることです。投げるたびにずれ方が変わると、立ち位置をいくら工夫しても狙いが合いません。スペアを取るための立ち位置の調整も効かなくなります。
構えるときは、つま先を狙うスパットに向けます。歩いている間は足元ではなく、スパットを見たままにしましょう。
👉 立ち位置の調整(3-6-9システム)はスペアの記事で解説しています
見るところ:ボールを離した直後の、手のひらと親指の向き。
理想(まっすぐ投げる場合):親指が上、手のひらが横を向いた「握手の形」で、腕が狙った方向へまっすぐ伸びている。
手のひらが上を向いてボールをすくい上げていたり、手首が後ろに折れていたりすると、ボールがすっぽ抜けたり、方向が毎回変わったりします。手首を固めたまま投げ終えるのがコツです。どうしても手首が折れてしまう人は、手首を支える道具を使うのも手です。
カーブを投げる人は、指の抜き方が少し違います。
見るところ:最後の一歩(右投げなら左足)が床を滑って止まる瞬間と、ボールが手から離れる瞬間。
理想:最後の足が止まるのとほぼ同時に、ボールがその足の横を通って手から離れる。
タイミングがずれる人の多くは、助走の出だしがずれています。4歩で助走する場合は、1歩目と同時にボールを前に押し出し、「押し出す・下ろす・後ろへ・前へ」を4歩に合わせてみてください。
見るところ:ボールを離した後の姿勢。
理想:前の膝が曲がって腰が低く、上半身は少し前に傾いている。後ろ足は体の後ろに流れてバランスを取り、そのまま2秒ほど止まれる。
上半身が起きたままだったり、ふらついたり、ファウルライン(アプローチの終わりの線)を踏み越えたりしていると、ボールの方向と強さが安定しません。最後の一歩を少し大きくして膝を曲げ、ボールがピンに届くまで姿勢を崩さない練習をしてみましょう。
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動画で見えたことと、まず試したいことの一覧です(右投げの場合。左投げの人は左右を逆に読んでください)。
| 動画で見えること(→ 起きやすいこと) | まず試すこと |
|---|---|
| 腕が体の内側に巻き込む → 狙いより左に行く |
腕を振る方向と肩をスパットに向ける |
| 腕が外に膨らむ → 狙いより右に行く |
脇を軽くしめ、腕を体の近くで振る |
| ボールが床に「ドスン」と落ちる → 方向もスピードも安定しない |
最後の一歩を大きく、膝を曲げて低い位置で離す |
| 助走が毎回ちがう方向に流れる → 立ち位置を変えても狙いが合わない |
つま先をスパットに向けて構える |
| 手のひらが上を向いて離す → すっぽ抜ける・方向がばらばら |
手首を固め、握手の形で投げ終える |
| ファウルラインを踏み越える → ファウルでその投球が0点 |
構える位置を半歩うしろに下げる |
| 腕が振り切れず、ボールに振り回される → スピードが出ない・方向がばらばら |
ボールを1ポンド軽くする |
フォームだけでなく、道具が原因のことも多くあります。指穴が合っていないボールを使うと、力が入って腕も手首も崩れます。親指が痛い人も、まず指穴を疑ってみてください。
動画を撮ってみても、「どこが悪いのかわからない」「直したつもりなのに変わらない」ということはよくあります。
フォームの崩れは、1か所だけで起きているとは限りません。たとえば、助走のタイミングがずれた結果として腕が巻き込んでいる、ということもあります。この場合、腕だけ直そうとしても元に戻ってしまいます。どこから直すかの順番を見極めるのが、自分ではいちばん難しいところです。
ボウナビでは、記事を監修している山下秀人プロ(JPBA公認 No.1503)が、LINEで投球動画の無料添削を受け付けています。この記事のとおりに撮った真後ろと真横の2本を送るだけで、直すポイントをお返事します。一人ずつしっかり見るため、毎月先着5名までです。
自分の投球を一度見るだけで、次のゲームから意識するところが変わります。次にボウリングに行くときは、ぜひスマホで1投撮ってみてください。
狙う場所や力の抜き方など、フォーム以外のコツはこちらにまとめています。
A. 自分のレーンで自分の投球を撮る程度なら、問題ないことが多いです。
ただしルールはボウリング場ごとに違います。ほかのお客さんが映らないようにし、気になるときはフロントで確認しておきましょう。
A. 普通の速さで十分です。
見るときに一時停止やコマ送りを使えば、細かい動きも確かめられます。スローで撮るとファイルが重くなり、LINEなどで送るのに時間がかかります。
A. 小さなスマホスタンドを使う方法があります。
ただしアプローチやボールリターンの上には置かないでください。置ける場所がないときは、無理をせず誰かと行った日に撮りましょう。
A. スマホに最初から入っている写真アプリで十分です。
一時停止とコマ送りができれば、この記事の5つのポイントは確かめられます。動画に線を引けるフォーム分析アプリもありますが、まずは撮って見ることから始めましょう。
A. ①②④⑤はそのまま使えます。
③の投げ終わりの手の形だけは、指の抜き方が違うため少し変わります。カーブの手の形はカーブの投げ方の記事を見てください。
A. 毎回でなくて大丈夫です。
直したいところを1つ決めた日に撮り、次にボウリングに行ったときにもう一度撮って比べるのがおすすめです。並べて見ると、変わったところがよくわかります。

スマホで撮った投球動画を
※LINEアプリが開きます。
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