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「力いっぱい投げているのに、ストライクが出ない」
「たまにストライクは出るが、狙って出す方法がわからない」
このような悩みはありませんか?
ボウリングのスコアアップに欠かせないのは、パワーではありません。
実は、ボウリングでストライクを出すコツは「角度」と「通す場所」にあります。
この記事で紹介するコツは、次の12個です。
- 力を抜いて「振り子」で投げる
- 手首をこねずに、まっすぐ投げる
- ボールは重さと指穴を体に合わせる
- 1番ピンと3番ピンの隙間「ポケット」を狙う
- ピンではなく手前のスパットを見る
- 立ち位置と4歩助走を毎回同じにする
- 入射角をつけてピンを弾く
- ハウスボールは指を深く入れすぎない
- 残ったピンに応じて立ち位置を1枚ずらす
- スペアを確実に取る
- マイシューズで足元を固める
- 投球前のルーティンを決める
それぞれ独立しているので、気になるものから読んでもらって構いません。
この記事を読めば、次のボウリングで自信を持ってストライクを狙えるようになります。
さっそく、プロも実践するストライクの出し方を見ていきましょう。
1. すべての土台:力を抜いて「振り子」で投げる
技術的な話に入る前に、これができていないと他のコツがすべて無効になるという基本があります。
それは「力を抜く」ことです。
ボウリング初心者の失敗で最も多いのが、腕の力でボールを前へ押し出そうとすることです。ですが、ボールはすでに5kg前後の重さを持っています。その重さを利用して振れば、力を入れる必要はありません。
腕は「振り子」であって「エンジン」ではない
肩を支点にして、ボールの重みで自然に後ろへ上がり、自然に前へ落ちてくる。この振り子の動きに、助走のタイミングを合わせるだけです。
力を入れると、毎回の力加減がわずかに変わります。その差がそのままコントロールのブレになります。逆に脱力できていれば、ボールは毎回ほぼ同じ軌道を通ります。
- 力んでいる人の特徴:投げ終わったあと、腕が途中で止まっている
- 脱力できている人の特徴:投げ終わったあと、腕が自然に肩の高さまで上がっている
投球後に腕がどこにあるか。これだけで自己チェックができます。
スピードより「同じ動作」を優先する
速いボールがストライクを生むわけではありません。プロのボールが速く見えるのは、無駄な力がなく効率よく回転が伝わっているからです。
初心者のうちは、スピードを求めず「毎回同じフォームで投げられること」だけを目標にしてください。再現性が上がれば、修正すべき点も見えるようになります。
2. まっすぐ投げるコツ:手首を「こねない」
初心者から一番多い相談が「まっすぐ投げたいのに、勝手に曲がってガーターに落ちる」です。
ここで知っておいてほしいことがあります。ボウリング場に置いてあるハウスボールは、曲がらないように作られています。表面がプラスチック素材で、レーンのオイルを掴まないためです。
つまりハウスボールで曲がるなら、原因はボールではなく手です。
曲がる原因は、離す瞬間の「ひねり」
ボールを離す瞬間に、無意識で手首を内側にひねっている人がほとんどです。ドアノブを回すような動きが入ると、その分だけボールが横回転して曲がります。
直し方はひとつです。離す瞬間まで、親指を真上(時計の12時)に向けたままにしてください。
- 正しい形:握手をするときの手の向き。手のひらが横を向き、親指が上
- 曲がる形:手のひらが下や内側を向いている。親指が10時や9時の方向へ回っている
「回転をかけよう」と意識する必要はありません。何もしないのが、まっすぐ投げるコツです。
投げ終わりの手が、どこを向いているか
自分では分かりにくいので、投球後の手の形で確認します。
投げ終わったあと、手のひらが自分の顔のほうを向いていれば、ひねりが入っています。握手の形のまま、狙った方向へ真っ直ぐ上がっていれば正解です。
もうひとつ、意外な原因が親指の抜けの遅さです。親指が穴に引っかかったまま指が先に抜けると、ボールが横へ転がり出します。穴がきつい、汗で貼りつくといった心当たりがある方は、ボウリングで親指が抜けない原因と対策もあわせて読んでみてください。
なお、ここでお伝えしているのはまっすぐ投げるための形です。意図的に曲げたい場合は考え方が変わるので、ボウリングでカーブを投げるコツで解説しています。
3. ボール選びで9割決まる:重さと穴の合わせ方
意外に思われるかもしれませんが、投げ方より先に見直すべきなのがボールです。合わないボールを使っている限り、どんなコツも効きません。
重さの目安は「体重の10分の1」
体重60kgなら6kg(13ポンド前後)が目安です。ただしこれは上限に近い数字なので、ハウスボールを使うなら、そこから1〜2ポンド軽いものを選んだほうが安定します。
重すぎるボールは、フォームを崩し、後半でバテる原因になります。「重いほうがピンが倒れる」は初心者にとっては逆効果です。
穴が合っているかの見分け方
ハウスボールは「重さ」だけで選ばれがちですが、実際は穴のほうが重要です。
- 親指:スッと入り、抜くときにわずかに引っかかる程度が適正
- ブカブカ:落とさないよう握り込んでしまい、リリースが遅れる
- キツい:抜けずにボールを引きずり、コントロールが乱れる
同じ重さのボールが複数あるなら、穴の具合で選んでください。これだけでスコアは変わります。
もし月に何度も投げるなら、自分の手の実寸で穴を開けたマイボールが最短の解決策です。ハウスボールと違い、握らなくても落ちず、力を抜いたまま投げられます。
4. ストライクの絶対条件:1番ピンと3番ピンの隙間「ポケット」を狙う
ストライクを取るために、ピンの「ど真ん中」を狙うのは間違いです。
効率よく全てのピンを倒すには、特定の隙間を射抜く必要があります。
この章では、以下の3点を解説します。
- ストライクの正解が「ど真ん中」ではない理由
- 右投げなら「1番と3番」の間(ポケット)を狙う
- ピンが連鎖的に倒れるメカニズム
ど真ん中(1番ピン正面)はスプリットの原因になる
ストライクを狙う際、1番ピンの真ん中に当ててはいけません。
なぜなら、1番ピンの真ん中に当たると、ボールが左右に弾かれてしまうからです。
ボールが左右に逃げると、5番ピン(ど真ん中の奥)まで力が届きません。
結果として、左右のピンが離れて残る「スプリット」が発生しやすくなります。
右投げは「ポケット」への進入が必須
右投げの場合、1番ピンと3番ピンの間の隙間を狙ってください。
ここをボウリング用語で「ポケット」と呼びます。
ポケットにボールが入ると、ボールがピンをなぎ倒しながら奥まで突き進みます。
ポケットを射抜けば、10本のピンが連鎖的に倒れる確率が最大化します。
そのため、ストライクのコツは1番ピンを「少し右側から叩く」ことにあるのです。
5. 【重要】ピンを見ない!「スパット(矢印)」を狙う視線のコツ
ボウリングでコントロールを安定させる最大のコツは、視線の置き方にあります。
遠くにあるピンを直接狙うと、わずかな誤差が大きなズレに繋がります。
この章では、以下の内容を整理して説明します。
- 遠くのピンより手前の「スパット」を見るべき理由
- 右から2番目のスパットを目印にする基本戦略
- 視線を固定することでコントロールが安定する仕組み
18メートル先のピンより5メートル先の矢印を見る
投球時はピンを見ず、手前のレーンにある矢印(スパット)を見てください。
近い目標物の方が、圧倒的に狙いを定めやすいからです。
ピンまでは約18メートルありますが、スパットは約5メートル先にあります。
近くの目標を通すことに集中すれば、投球フォームの乱れも激減します。
「右から2番目のスパット」を通すのが基本
初心者は、右から2番目のスパット(第2スパット)を目標にしましょう。
ここを通るように投げると、ボールは自然とポケット(1番と3番の間)へ向かいます。
視線をピンからスパットへ移すだけで、コントロールは劇的に安定します。
足元からスパットへ向かう「ライン」をイメージして投げることがストライクへの近道です。
6. ストライク率を上げる立ち位置とフォームの基本
毎回バラバラの場所から投げていると、ストライクは偶然に頼ることになります。
再現性を高めるためには、立ち位置をミリ単位で固定してください。
この章では、以下の順番でコツを伝授します。
- 立ち位置を固定するための「ドット」の活用法
- 安定した助走を生む「4歩助走」のリズム
- 肩をターゲットへ向ける構え方の基本
アプローチ上の「点(ドット)」に足を合わせる
投球を開始する際は、床にある点(ドット)を基準に立ち位置を決めてください。
常に同じ場所から投げることが、ストライク率向上の大原則だからです。
基準が決まれば、ボールが左にズレた時に「次は1枚右に立とう」といった調整が可能です。
ボウリングは「修正のスポーツ」であり、基準がないと修正ができません。
「4歩助走」のリズムでタイミングを合わせる
助走は「イチ、ニ、サン、シッ」の4歩のリズムで歩きましょう。
1歩目でボールを前に出し、振り子の原理で最後の一歩で放します。
リズムが一定になると、ボールに力が効率よく伝わります。
このように、立ち位置とリズムの固定は、ストライクを量産するための土台となります。
7. 【中級編】ストライクが出やすい「入射角」の作り方
ストライクは、ボールがポケットに入る際の「角度」によって決まります。
真っ直ぐ当てるよりも、少し斜めから当てる方がピンはよく倒れます。
この章では、以下の理論を解説します。
- ストレートボールでもストライクを取るための工夫
- 理想の入射角「3〜6度」の重要性
- 斜めに通すための「対角線」の狙い方
「入射角」がピンアクションを劇的に変える
ボールがポケットに進入する際、3〜6度の角度がついているのが理想です。
角度があるほどピンが横に倒れやすく、連鎖反応が起きるからです。
狙い方の比較:真ん中 vs ポケット(斜め)
ど真ん中と斜め(ポケット)の比較を以下の表にまとめました。
| 項目 | ど真ん中(ストレート) | ポケット(斜め進入) |
|---|---|---|
| 倒れやすさ | △(ピンが奥に逃げる) | ◎(ピンが横に絡む) |
| スプリット率 | 高い | 低い |
| 威力 | 衝撃が分散する | 衝撃が奥まで伝わる |
ハウスボール(曲がらないボール)の場合、レーンの右端から中央に向かって投げてください。
これだけで自然と斜めの角度(入射角)がつき、ストライクの確率が跳ね上がります。
真っ直ぐではなく「斜め」を意識することが、ストライクを取るための重要なコツです。
8. ハウスボールでストライクを出すための具体的なテクニック
ボウリング場にあるハウスボールは、曲がりにくい特性があります。
曲がらないボールでも、工夫次第でストライク率は劇的に上がります。
この章では、以下の3点を解説します。
- レーンの幅を最大限に使う「出し戻し」の考え方
- 指の入れ方で変わるボールの威力
- スピードよりも「転がり」を優先すべき理由
真ん中に立たず、右端から斜めに狙う
ハウスボールで投げる際は、右投げなら右端に立って対角線に投げてください。
ボールが曲がらなくても「入射角」を物理的に作れるからです。
レーンの真ん中に立って投げると、1番ピンに真っ直ぐ当たります。
これではピンが横に倒れず、ストライクになりにくいです。
右端から1番・3番の間を狙うことで、ストライクに不可欠な角度が生まれます。
穴に指を「深く入れすぎない」のがコツ
中指と薬指は第2関節まで、親指は根元まで入れましょう。
強く握りすぎると、リリースの瞬間にボールの回転が止まってしまいます。
指をリラックスさせることで、ボールがスムーズに転がります。
つまり、ハウスボールでも「角度」と「転がり」を意識することが重要です。
9. 「惜しい!」からストライクへ。ピンの残り方別の修正方法
ポケットを突いているのにピンが残る場合、立ち位置の微調整が必要です。
ピンの残り方は、あなたの投球へのフィードバックです。
この章では、以下の代表的な残り方と修正法を解説します。
- 10番ピン(右端)が残る時の対策
- 5番ピン(真ん中奥)が残る原因
- 立ち位置を「板目1枚」単位で変える技術
10番ピンが残るなら「左に1枚」移動する
右投げで10番ピンだけが残る時は、立ち位置を左に1枚分移動してください。
ボールがピンに当たる角度を、わずかに「厚く」するためです。
10番ピンが残るのは、ボールがピンに当たる角度が「薄い(右寄り)」からです。
左に立つことで、1番ピンに対してより食い込む角度でボールが入ります。
5番ピンが残るなら「右に1枚」移動する
5番ピンが残る場合は、ボールが1番ピンの正面に当たりすぎています。
右に1枚移動して、少しだけ外側から当てるように修正しましょう。
「板目1枚(約2.5cm)」の調整が、ストライクを確実なものにします。
このように、ピンの残り方を見て立ち位置を変える習慣をつけることが大切です。
10. スコアを崩さない最大のコツ:スペアを確実に取る
ここまでストライクの話をしてきましたが、スコアを決めるのは実はスペアです。
意外な事実があります。1度もストライクを出さず、全フレームでスペアを取り続けると190点になります。一方、ストライクを3回出してもオープンフレーム(スペアも取れない)が続けば、120点にも届きません。
「ストライクが出ないからスコアが伸びない」と思っている人のほとんどは、実際にはスペアを落としています。
残ったピンと「逆方向」に立つ
スペアの基本原則はこれだけです。右端の10番ピンが残ったら左端に立ち、左端の7番ピンが残ったら右端に立つ。レーンを斜めに使うことで、ボールがピンに届くまでの距離が長くなり、多少ズレても当たる余裕が生まれます。
真正面から狙うと、わずかなズレがそのまま外れになります。斜めに入れるほうが、はるかに確率が高くなります。
- 〜99点の人 → ボウリングで100点を超えるには?壁を突破するコツ
- 100〜149点の人 → ボウリング平均スコアは男性110点・女性90点|年代別目安表
- 150点以上の人 → ボウリングで200点を出す方法|必要なストライク数と練習法
11. 見落とされがちなコツ:足元を固める
コツというと投げ方ばかりに目が行きますが、スコアが安定しない原因の何割かは靴にあります。
ボウリングは、最後の一歩を滑らせて投げるスポーツです。ところがレンタルシューズは、右投げでも左投げでも使えるように左右とも同じ素材で作られています。
- レンタル:滑りすぎてつんのめる、または引っかかって体勢が崩れる
- マイシューズ:利き足側だけが適度に滑り、踏み込みが毎回同じになる
踏み込みが安定すれば、リリースの位置も安定します。フォームを直すより先に、ここを埋めるほうが早いケースは珍しくありません。3,000円台から買えて、レンタル代(1回300〜400円)を考えると10回で元が取れます。
12. ストライクを出し続けるためのメンタルとルーティン
ストライクが続くと緊張し、フォームが崩れやすくなります。
高い集中力を維持するために、自分なりの「儀式」を作りましょう。
この章では、以下の集中力を高めるコツを伝授します。
- 投球前の深呼吸と視線の固定
- 毎回同じ動作を繰り返す「プレショット・ルーティン」
- 周りのスコアや視線を遮断する方法
投球前に「同じ動作」を必ず行う
ボールを構える前に、必ず決まった動作(ルーティン)を取り入れてください。
脳と体を「いつも通り」の状態にリセットできるからです。
例えば「靴の裏を拭く」「指に息を吹きかける」といった動作です。
これを行うことで、緊張する場面でも普段のリズムで投げられるようになります。
ピンではなく「自分の世界」に集中する
アプローチ(投球エリア)に立ったら、隣のレーンの動きは無視しましょう。
自分の狙う「スパット(矢印)」だけを見つめ、深呼吸を1回行います。
メンタルが安定すれば、10フレームまでストライクを続ける力になります。
ストライクのコツは技術だけでなく「心の整え方」にもあるのです。
まとめ:コツを掴めばストライクは連発できる
ボウリングのストライクは、偶然ではなく「科学」の結果です。
正しい理論に基づいて投げれば、誰でもストライクを量産できます。
重要ポイントのまとめ
- ど真ん中ではなく「1番ピンと3番ピンの間(ポケット)」を狙う。
- ピンを見ず、手前5メートルにある「スパット(矢印)」を通す。
- 立ち位置とリズムを固定し、ピンの残り方に合わせて微調整する。
ストライクが取れるようになると、ボウリングの楽しさは何倍にも膨らみます。
パワーに頼るのをやめ、今回紹介した「角度」と「精度」のコツを実践してください。
まずは次のボウリングで、右から2番目のスパットだけを見つめて投げてみましょう。
視線を変えるだけで、あなたのストライク率は劇的に向上するはずです。
さあ、ポケットを射抜いて、最高のピンアクションを体感してください!
よくある質問(FAQ)
読者からよく寄せられる質問に、専門的な視点で回答します。
Q1:力一杯投げたほうがストライクになりやすいですか?
いいえ、力任せに投げてもストライク率は上がりません。
速すぎるボールはピンを弾き飛ばすだけで、連鎖反応が起きにくいからです。
「適切なスピード」と「正確な角度」の組み合わせが最も重要です。
Q2:ガーターが多い時の即効性のある対策は?
狙うスパット(矢印)をより「中央寄り」に変更してください。
ガーターが出るのは、投球ラインがレーンの端に近すぎるためです。
まずは中央のスパットを通し、確実にピンに当てる感覚を掴みましょう。
Q3:プロがストライクを連発できるのはなぜですか?
自分の「ストライクコース」を完璧に把握し、一貫して再現できるからです。
プロはオイルの状態を読み、立ち位置をミリ単位で微調整し続けています。
まずは「同じ場所に立つ」「同じスパットを通す」という基本を徹底しましょう。


