
「ストライクは時々出るのに、スコアが伸びない」
「1本だけ残ったピンを、いつも外してしまう」
「右端のピンがどうしても取れない」
その悩み、実はスコアアップの一番の近道を見逃しているサインです。
断言します。ボウリングのスコアを縮める最大のポイントは、ストライクではなく「スペア」です。全フレームでスペアを取り続けるだけで、スコアは150点前後に届きます。逆に、スペアを取りこぼす(オープンフレーム)と、そのフレームはボーナスゼロ。ここが上手い人と初心者の一番の差なのです。
この記事では、残ったピン別の狙い方と立ち位置を図解でわかりやすく解説します。「対角線で狙う」というたった1つの理論を覚えれば、あなたのスペア率は一気に上がります。
まず覚えよう:ピンの「番号」と配置
スペアを狙うには、残ったピンがどこにあるかを正確に把握する必要があります。ピンには1〜10番の番号が振られています。
| 列 | ピン番号 | 位置 |
|---|---|---|
| 1列目(先頭) | 1番 | ど真ん中・手前(ヘッドピン) |
| 2列目 | 2番・3番 | 2番が左、3番が右 |
| 3列目 | 4番・5番・6番 | 4番が左端、5番が中央、6番が右端 |
| 4列目(最奥) | 7番・8番・9番・10番 | 7番が左端、10番が右端 |
特に覚えておきたいのは、「7番=左奥の端」「10番=右奥の端」。この2つは初心者が最も苦戦する、スペアの鬼門です。
スペアの絶対原則:「倒したいピンと逆方向」に立つ
スペアの取り方には、たった1つの黄金ルールがあります。それは──
「残ったピンと反対側に立ち、レーンを対角線に横切るように投げる」
なぜ対角線なのか? まっすぐ投げると、ボールがレーンの端に届く前にガターに落ちやすいからです。対角線に投げることで、ボールがレーンを広く使い、端のピンまで安全に届きます。
具体的には、こう考えます。
- ピンが右側に残った → 立ち位置を左にずらす
- ピンが左側に残った → 立ち位置を右にずらす
- ピンが中央に残った → いつも通り中央から
「逆方向に立って、斜めに通す」。これさえ体に染み込ませれば、スペアの半分は取れたも同然です。
【ピン別】頻出スペアの狙い方
10番ピン(右奥の端):右投げ最大の鬼門
右投げの人が最も苦手とするのが、この10番ピン。右端にポツンと残るアレです。
攻略法:立ち位置を思い切り左端に移動してください。そして、レーン中央の少し右にあるスパット(三角の目印)を狙い、右奥に向かって対角線に真っ直ぐ投げます。曲げる必要はありません。むしろカーブは禁物。ストレートでズバッと通しましょう。
「こんなに左に立って届くの?」と不安になるくらい左でちょうど良いです。最初は勇気がいりますが、対角線の角度が10番ピンにピタリと合います。
7番ピン(左奥の端):左投げの鬼門・右投げは狙いやすい
左端に残る7番ピンは、10番の逆。立ち位置を右端に移動し、左奥に向かって対角線に投げます。右投げの人にとっては、10番より取りやすいスペアです。
2番・4番・7番(左側の縦ライン)
左側に縦に残るこのパターンも、右寄りに立って対角線が基本。手前のピン(2番)に当てれば、奥のピンも連鎖で倒れます。手前のピンをしっかり狙うのがコツです。
スプリット(離れたピン):無理は禁物
「7番と10番」のように、左右に大きく離れて残るのがスプリット。これはプロでも取るのが難しい配置です。
初心者は、スプリットを無理に両方狙わないこと。確実に片方(できれば手前のピン)だけ倒すほうが、スコアの安定につながります。1本でも倒せば加点はされますし、ガターで両方逃すよりずっとマシです。
スペアが取れない人の共通ミス
ミス1:立ち位置を変えず、狙いだけ変える
一番多いミスです。立つ場所は同じままで、腕の向きだけで右のピンを狙おうとすると、フォームが崩れてコントロールできません。狙いは「立ち位置」で調整するのが鉄則です。
ミス2:ピンを見て投げている
18メートル先の小さなピンを見ても、狙いは定まりません。プロは手前のスパット(三角の目印)を見ています。対角線の延長線上にあるスパットを目標に投げましょう。
ミス3:スペアなのにカーブを投げる
1本狙いのスペアで曲げる必要はありません。曲がる分だけ誤差が増えます。スペアはストレートで真っ直ぐが基本です。
スペアの安定には「足元」も大事
スペアは、狙った立ち位置から狙ったスパットへ、正確に投げる精度が命。ところが、レンタルシューズは左右兼用でグリップが中途半端なため、踏み込みの瞬間に足がブレて、狙いが狂います。
マイシューズなら利き足だけが適度に滑り、毎回同じ位置で踏み込めるので、スペアの再現性が格段に上がります。3,000円台から買えるので、スペアで悩んでいるならコスパの良い投資です。
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まとめ:スペアを制する者がスコアを制する
ボウリングのスペアの取り方を解説しました。
- 大原則: 倒したいピンと逆方向に立ち、対角線に投げる
- 10番ピン(右端): 左端に立ってストレートで
- 7番ピン(左端): 右端に立ってストレートで
- スプリット: 無理せず片方を確実に
- 狙いは「立ち位置」で調整、スパットを見て投げる
ストライクは運の要素もありますが、スペアは技術で確実に伸ばせる部分です。今日の「対角線理論」を意識するだけで、次のゲームからスコアが変わるはずです。
よくある質問(FAQ)
Q. スペアを取るのにマイボールは必要?
A. いいえ、ハウスボールで十分です。
スペアは真っ直ぐ投げるのが基本なので、曲がるマイボールはむしろ不要。立ち位置と狙いさえ合っていれば、ハウスボールで確実に取れます。
Q. 右投げと左投げで狙い方は変わる?
A. 基本理論は同じ、鬼門のピンが逆になります。
「逆方向に立って対角線」は共通です。右投げは10番ピン、左投げは7番ピンが苦手になりやすいだけの違いです。
Q. スプリットは全部あきらめるべき?
A. 片方を確実に狙いましょう。
7-10のような大きなスプリットは、プロでも成功率が低い配置。初心者は1本を確実に倒して加点を稼ぐのが賢明です。

